なぜテンバガーを探すのか
よく言われる最強の投資法の一つとして、「長期で伸びる銘柄を買って気絶する」というものがありますよね。
これは投資の究極系だと私も思いつつ、しょーもない銘柄を抱えて気絶してしまうと意識を取り戻したときに大変なので、「買ったら気絶してていい銘柄ってどんな銘柄なんだろう」ということを過去の大化け銘柄から分析しよう、と思い立ちました。
そこで、FINBOXをゴリゴリ使いながら2016年以降のテンバガー達成銘柄をスクリーニングした結果がこの記事になります。
スクリーニングの手順
FINBOXを使ってテンバガーをスクリーニングしてみました。
スクリーニングの方法としては
- 現時点で時価総額1B以上の企業に絞る:約3000社
- 現時点から遡って1年、2年、3年、4年、5年間のパフォーマンスのいずれかが+500%を超えている企業に絞る:約170
(例えば、5年前が22、4年前が12、現在値が100だったら、5年前からは+500%も伸びてませんが4年前からは+500%を超えているのでOK) - 過去5年の最低値、最高値を抽出し、最高値/最安値が10を超える企業に絞る:約140社
- チャートを見ながら実は10バガーを達成してない銘柄を削除(FINBOXはたまにバグがあるため。)
という感じです。
なので、例えば5年間で
10→60→120→40→30
と推移したような銘柄は一時的にテンバガーを達成していますが、②のスクリーニングを通過できていないため、含まれていません。
そういった若干の漏れはあるものの、この5年間でテンバガーを達成した銘柄は大体入っているのではないかと思います。
「5年間でテンバガーを達成」と言いつつ、2016年以降の最低値と最高値の差で見ているため、2013年から2017年にかけて10バガーを達成した銘柄などは入っていないことにもご留意ください。
テンバガー一覧
2016年以降にテンバガーを達成した132銘柄の一覧はこちらです。
右の数字は、2016年以降の底値から最高値までで何倍になったかの数値です。その順に並んでいます。
テンバガーのチャート一覧
以下は、上記リストに掲載している銘柄のチャートです。上のリストの順番に並び変えることはできなかったので、アルファベット順になっています。
ざっと眺めての所管
こうズラーっと眺めてみての所管です。
- やはりヘルスケア強し。
- とはいえ、上位はヘルスケア一色というほどでもなく、クリーンエネルギー、EC、半導体あたりも強い。
- SaaSも強いが、瞬間最大風速はそこまででもない。どちらかと言えば安定感が売り。
- ETFで5年テンバガーしてるARKはやはりすごい
- 実はあんまり聞かない企業も多い。
- 基本何年かかけて10倍になるが、短期で10倍になる銘柄もたまにある。
また気付いたことがあれば足していきます。